| ◆rainblow収録機材解説 4/8発売のDTMマガジン5月号の「indies musician pick up!」のコーナーでBrand new Nestが取り上げられました! 付属のDVDにオリジナル曲「rainblow」が収録されています! 紹介&収録記念として、今回レコーディングに協力して頂いた304studioの泉谷圭吾氏が 使用した機材の公開、解説をしてくれました。 |
| ◆Drumの打ち込みについて Drumに関しては今回MACで完結しています。まず最初にソフトサンプラー(EXS24)へ楽曲のトータルイメージと合うドラムの波形を読み込んで打ち込み、次に音色も含めて細かいエディットをするために、各ドラムパート分パラアウトで書き出しています。 EXS24にはサンプリングした波形を読み込ませて使ったので、実際ドラムを複数のマイクで録音したかのような「音の被り」を作る為に、同じパートにも複数のトラック使っています。最終的に全部でかなりのトラック数にはなったのですが、ギター・ベース・ドラム・ボーカルといった基本パートだけで、聴かせ方に説得力がないと、バンドサウンドとしてのストリングスアレンジができないので、ドラムのクオリティが高い事が この楽曲の初期段階でかなり重要でした。音色についてですが、パンをかなり振ってワイドな定位にするつもりで考えてたのでビートの芯となるスネアの存在感が重要でした。音量を抑えても前に残る様にTレックスのEQとコンプを大胆にかけてます。後、金モノはアクセントになるので、シンバルやサビのオープンハットのビートは少しハデめに残していて、フィルインとリムショットは極端な位ボリュームをあげて安定したビートの中に迫力をだしています。その他のパートは比較的スタンダードなEQ処理をして、基本は土台としての安定感を意識しています。バンドサウンドの基本パートとしては唯一録音ではなかった為、生演奏に近いニュアンスを出す事にはこだわりました。 |
| ◆Guitarの録音について guiter録音は、まずレイテンシーの問題を解決する為にダイレトモニタリングの環境下で行いました。 Line6のPODに入力した後2CHに分けて出力し、インターフェイスにはダイレクト入力、片方はミキサーに入力しエフェクトをかけたモニター用の音を返して録音。 楽曲としては、ルート感が強くリフも印象的でしたが多少インテリジェンスなコード進行なのでトラックを多めに使用し、その分EQでマスキングを排除しサウンドが重くならないように心がけました。 EQ処理についてなんですが、ボーカルの間を埋める様にスピーカーに張り付かせるイメージで特定の周波帯を処理。 後、バッキング系やあまり複雑に重複しないフレーズのトラックは編集ソフトを使ってリズムがよりタイトになるように編集してます。 結果的に最初のアレンジよりかなりトラックは多くなり、ギター用プラグインがかなり重かったのでバウンスしたかったんですが、フリーズ機能を使ってギリギリまで楽曲の変化にあわせて変更がきく様にしました。 アレンジとミックス面は、盛り上げる部分にストリングスを加えるアレンジに変更になったんですが、パット感がですぎてバンド的なドライブ感がそこなわれない様に、両目左右にパワーコードを入れ、音色を変えてパンでかなり振ってます。 またフルバッキングを右Chに追加、コード感をバンドパートで強く残す事でストリングスにフレーズ的なアプローチが出来る余裕とストリングスが入ってもギターバンドとして、またはバンドサウンドとしての存在が力負けしないバランスはとれたかなと思います。 |
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| ◆Bassの録音について Bass録音もguiterと同じセッティングでダイレクトモニタリングの環境下で行いました。 guiterと違う点は、録音する音に最初から歪みを入れた点です。 当初、バンドの希望としてはライトなベースサウンドを希望していたのですがアレンジの変更でストリングスが加わる事になり、IK MULTIMEDIA T-RACKSのコンプレッサーとEQで音色をアナログ感あるものに変更、ルネッサンスチャンネルで補正、微調整をして、楽曲のトータルバランスとして低音の密度が濃い音色に切り替えていきました。 あまり大胆なEQ処理やコンプレッサー処理ではなく、主に音圧と、低域を出す事に処理をとどめるようにこころがけています。 この楽曲ではBassが大きくフューチャーされる事はなかったのですが、全体の骨組みなので一曲を通してはとにかくタフにならないといけないと思い、全編通して編集ソフトでリズム・ピッチを修正してます。 大きくリズムを取る分にはグルーブ感を重視するんですが、こういった疾走感のある曲ではベースとスネア・バスドラとの微妙なずれが、ある程度一定でないとドライブ感が出てこないので。 ある種、Bassの処理によって曲のイメージが一変してしまうので、慎重に判断するためもあり、3パターンほどキャラクターの違うトラックを作って聴きくらべをして、このトラックになっています。 |
| ◆Vocalの録音について ヴォーカルに関しては、バンドが録音してきた素材を使用しています。 よく練習に使用する普通のリハーサルスタジオで、マイクをプリアンプ に通して適度な音量を確保してから、KORGD888(MTR)にinput、マイクは今回コンデンサーマイクを使用しています。 まず、それぞれのOKテイクの中からメインで使用するフルサイズの素材を絞り込み、その波形を全編通して編集ソフトでピッチ、リズム、フォルマント、ボリュームを細かく編集しています。 そうして出来上がったメインヴォーカルのトラックを基礎として更に、ハモリパートを作成し最大上下あわせて3声での構成に仕上げています。 やはり一番 のメインパートであるヴォーカルの聴かせ方が楽曲の善し悪しを左右するので、こうした波形制作にはかなり慎重におこないました。 ハモリパートに関してはダブルにして、それぞれトラックにリミッターとEQで更に細かく音質補正。EQなんですが、メインヴォーカルや他のパートとのマスキングをさける為かなり上の方の帯域からハイパスフィルターで音抜けを良くしています。 メインボーカルについては、異なるトラックに平歌部分とサビの部分を分けて立ち上げました。 サビから複数本のギターやストリングス、更にハモリも一斉に加わるアレンジになっている為、オケが盛り上がっても肝心の歌が真っ先にリスナーの耳に入るように、サビトラックのEQには4khz辺りを持ち上げてます。 平歌部分とサビとの差別化ができた事によって一曲を通してメリハリのある展開を作る事ができたと思います。 |
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| ◆Stringsの打ち込みについて ストリングスオーケストラはアレンジの後半で追加する事になったパートです。第一バイオリン、第二バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスの弦5部編成で平歌から徐々に入っていき最初のサビでフルヴァージョンになります。 気をつけた点で言うと、ただ単にストリングスがのるだけではサビ突入時の高揚感にかけるのでファースト、セカンド共にさらに2声にわけ て和声的な役割とフレーズでのカウンターラインの両方の意味を持たせてます。特にバイオリンの動きなんですが、ボーカルのメロディーライ ンとバイオリンフレーズが時間軸上パズルのように存在する事で声の質感や厚み、全奏した瞬間の一体感がより強調されたと思います。 全体的なバランスとしては、あくまでバランスは抑えめにしてあります。ミックスの段階で書き出した素材の低域を極力カットしてストリン グストータルにショートディレイをかける事でバンドの少し奥にオーケストラが鎮座してるように表現しました。 バンドサウンドありきでのアレンジですので、あくまで陰から支える引き立て役としての存在に徹する事に意味があると考えています。 |